カスタマーストーリー: ザ・パークフロントホテル
“レートインサイトとマーケットインサイトを併用することで、競合他社の料金を素早く比較し、同時に市場の需要をほぼ瞬時に可視化することができ、業務効率が大幅に改善しました”
ザ・パークフロントホテルについて
ザ・パークフロントホテルは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの隣に位置し、大阪の有名なエンターテイメント、グルメ、観光の中心地にあるエレガントなファミリーホテルです。2015年8月にユニバーサル・スタジオ・ジャパンのメインゲートに隣接してオープンした、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに最も近いホテルのひとつです。
当ホテルの大西優帆様へのインタビューでは、彼女とそのチームがレートインサイトとマーケットインサイトの両方を同時に活用することで、時間効率を大幅に改善しつつ、収益の向上に集中できるようにしていることがわかりました。大西様は、OTAやフライト検索サイト、民泊予約サイト、メタサーチ他など、さまざまな旅行関連市場から大阪への検索動向や需要の動きをモニタリングし、料金設定をコントロール、主観や経験則に頼ることなく、より客観的なデータに基づいた価格設定やマーケティングの決定を行うことができると話されています。
効率的な分析と戦略の策定へ
レートインサイトを使用する前は、競合他社の料金調査、自社料金の調整、それを各チャネルへ反映すること、すべてのプロセスを完了するのに多くの時間がかかっていました。
また、外的要因により激しく状況が変わる中で、マーケットインサイトがなければ、需要を正しく予測することは難しく、同様に非常に時間のかかる作業でした。
自社の外のデータを探しに行ったり、競合他社と断片的な情報交換をしたりする必要が常にあり、これは時間と労力を要する作業でした。
マーケットインサイトは、このようなデータを数回のクリックで瞬時に提供してくれるので非常に助かっています。
以前は市場の状況を把握するために、半日近くかけてデータを集めたり、さまざまな資料をマニュアルで作成したりしていました。しかし、レートインサイトとマーケットインサイトを使うことで、その時間が大幅に減った結果、収益を上げるための分析や戦略構築により多くの時間を割くことができるようになりました。
こうしたテクノロジーの力を積極的に活用することで、少ないマンパワーの中でのマニュアル作業をできる限り軽減し、その分、分析、戦略構築、ブランディングの向上など、我々にしかできない仕事に集中することができることが最大のメリットです。
マーケティングを行う際の明確な基準となるデータ
レートインサイトの料金比較機能は、更新速度が驚くほど速く、使いやすい。画面ははとてもシンプルで、マニュアルなどがなくても直感的に操作ができます。たった数回のクリックで、リアルタイムの料金を取得し、今この瞬間に必要なデータを1分ほどで得ることができます。また、「料金の変化」機能を使えば、自社だけでなく競合施設も含めて全ての滞在日における、過去の料金コントロールの歴史を時系列で把握することができます。以前はマーケットの動きや競合の価格戦略などを把握するには多くの経験を要しましたが、これがあることにより、自動収集されたデータを全て残しておくことができるので、価格動向をより的確に把握することができます。
これにより、競合他社が特定のタイミングでレートを変更したり、維持したりしている時期や理由を知ることができ、私たち自身の価格設定の判断材料になります。
また、競合他社のレートや動向をチェックする時間そのものを減らすことができるため、私自身だけでなく、レベニューやセールス、マーケティングに関わる全ての人間にとってこのツールの時間節約効果は、とても大きなものであると言えます。
マーケットインサイトは、前週と比較して、各滞在日の需要レベルが上がっているのか、下がっているのかの変化を矢印で表示しているので、わかりやすいです。どの国からの検索トラフィックが最も多いのか、具体的にどの空港からのフライトを、どれくらいの滞在期間を想定して探しているのかまで把握することができます。このような情報は、ホテルのマーケティングを行う際に、どこで露出を増やし、広告費のターゲットを絞るかの参考になります。
旅マエの需要を可視化し売り上げに転換
レートインサイトは、競合ホテルの料金を収集しそれを見やすく表示する、という面倒なマニュアル作業をすべて代行してくれます。そのため、収益を最大化するためにチームで戦略を練るなど、レベニューマネージャーの重要な仕事により多くの時間を割くことができます。
マーケットインサイトでは、そのマーケットへ向けて旅行検索のボリュームや、どの地域から検索されているかを簡単に確認することができます。これにより、旅行者の需要レベルや傾向を把握することができ、自社の価格設定やマーケティング戦略を最適化することができます。マーケットインサイトは常時リアルタイムで自動更新されるので、私たちは毎日チェックすることを習慣にしており、時々ではなく常に地域の需要の流れを把握しています。
レートインサイトとマーケットインサイトを併用することで、競合他社の料金を素早く比較し、市場の需要をほぼ瞬時に可視化することができるため、時間効率が大幅に向上します。これまで両方の調査に費やしていた時間を短縮することができます。これにより、分析や戦略に費やす時間をより効果的にすることができます。この時間効率の向上こそが、2つのツールの費用対効果を高める要因だと考えています。
競合の先を行く戦略構築へ
もし、これらのツールがなかったら、今も価格戦略と市場の需要状況の両方を理解するために、多くの時間を費やし1日が終わっていたと思います。競合他社の情報を集めたり、需要を予測するためにさまざまなアナログな調査を行う必要があり、そうなると、価格を決めたり、今後の販売展開を考えたりする本業に手が回らなくなってしまうということが以前はしばしばありました。
パンデミックの影響で、もはや過去のデータを未来の需要予測に活用し、売り上げに転換できる幅はどんどんと小さくなってきています。
ゲストのリードタイムや予約動向もテクノロジーの進化や需要と供給のバランスに影響され変化し続けています。マーケットインサイトを使用することで、将来のどの日付が注目されているかをリアルタイムで確認し、事前に計画を立てることができます。これにより、競合他社に先んじて、戦略プランの作成や料金設定の遅れを回避することができるようになりました。
"マーケットインサイトでは、そのマーケットへ向けて旅行検索のボリュームや、どの地域から検索されているかを簡単に確認することができます。これにより、旅行者の需要レベルや傾向を把握することができ、自社の価格設定やマーケティング戦略を最適化することができます。"
料金戦略やマーケティングの心強い味方
マーケットインサイトのデータを使って、大阪エリアへの需要の増減を毎日チェックしています。この情報をもとに、独自のブッキングカーブに沿って料金を変更するかどうかを決定します。
また、未来の滞在日に対する今現在の検索数やその伸びを確認し、その時期に合わせて新たな戦略プランを立てるかどうかの参考にしています。
あわせて、フライト検索機能を使って、どの国、地域のお客様が今一番大阪への旅行への意欲が高いのかを確認し、マーケティングやソーシャルメディアでの情報発信を行い、ホテルの露出を増やしています。
その後、マーケットインサイトを自社のブッキングカーブと合わせてチェックしたり、ウェブサイトのGoogle Analyticsと合わせてチェックし、需要とその発生源をモニタリングしています。
同じ立場の皆様へ一言
最新のテクノロジーを駆使して集められたリアルタイムの情報を、一つのプラットフォーム上ですべてチェックできるようになり、本当に時間の節約になりました。使いやすい画面、データの高速更新、レポートなど各種機能により、状況把握と業務効率の向上を容易にしてくれます。
ホテルが新しいテクノロジーへの投資を考える際に、私が一番アドバイスしたいのは、使いやすく理解しやすいツールを選ぶことです。仕事の時間を短縮できるもの、データの二次加工が不要なもの。そして、検討すべき選択肢の一つとしてLighthouseをお勧めします。